5か月 (約960時間) 穿いたフルカウント 1101

2025-03-01

こんにちは。今回は言わずと知れたジンバブエコットンを使用したデニムの先駆者FULLCOUNT (フルカウント) より、新品から5か月穿き込んだフルカウント 1101 の色落ちをご紹介したいと思います。

1101という品番について

出典 : TOP JIMMY ONLINE SHOP

この品番 1101 のシルエットは、フルカウントでは中間的な普通のストレート、いわゆるレギュラーストレートといった位置づけ。

2019 年のフルモデルチェンジの際には、この 1011 は、それまでコアヤーンだったバックヨークの縫製が綿糸縫製に変更になり、シルエットも少し太くなって、フルモデルチェンジ前の 0105 的な位置づけになったようです。

また、生地は手摘みで収穫されたジンバブエコットンを 100% 使用したフルカウント自慢の13.7 オンスオリジナルセルビッジデニム生地が使用されています。ジンバブエコットンは油分を多く含むため、穿き心地のなめらかさもさることながら、伸縮性や吸湿性に優れているという側面もあります。

1101のサイズ選び

こちらの商品は 下北沢ベアーズさん で購入しました。購入したときは大きめで腰で穿きたい気分だったのと、仕事での動きやすさを重視して、31インチを新品で購入しました。

172cm 54kg で、普段リーバイスの 501 を 30 インチで穿いている私の場合、フルカウント 1101 ですと、おそらく 29 インチがジャストサイズでした。"おそらく"というのは、試着した感想なので、実際に着用するとなると、腰回りや股回りの締め付け具合や動きやすさなどで30インチを選択する場合もあるかもしれませんが、フルカウントの場合、生地がやわらかく、また穿き伸びしやすい性質であるため、29 インチがジャストサイズではないかと思います。

ですので、今回の 31 インチはジャストサイズから 2 インチサイズアップしての着用ということです。フルカウントの公式通販ページの 1101 の商品説明に、“ジャストサイズで穿いてこそ味わえる、バックスタイルの美しさににもこだわった一本となっております" とあるように、こちらの 1101 はジャストサイズで穿くことが前提になっているようです。

フルカウントの直営店で試着したときにも、店員さんに「シルエットが崩れるから」とジャストサイズをすすめられました。以上のことから私のようにオーバーサイズで穿くことはあまりオススメしません

また、太めで穿きたい場合は、1011 をサイズアップで穿くよりも、モデルチェンジで太めのシルエットに生まれ変わった 0105 をジャストサイズで穿くのがいいかと思います。

穿き込み5か月の色落ち

このフルカウント 1101 を購入したのは、2022 年 2 月です。

写真は 5か月間、ほぼ毎日仕事で穿き込んだものです。2022 年 6 月にリーバイスのレギュラー 501 を購入してからは、そちらを仕事で穿いていたため、このフルカウント 1101 は約 4 か月の穿き込みですが、気温が下がり涼しくなって汗をかかない時期になってからはちょこちょこ穿いていた記憶があるので、プラス 1 か月でおよそ 5 か月の穿き込みといったところ。

1 日約 8 時間 × 週 6 日の穿き込みで、1 週間あたり約 48 時間の穿き込みです。1 か月にすると、約 48 時間 × 4 =約 192 時間で、それが 5 か月なのでかなりざっくりですが、穿き込み時間は約 960 時間といったところ。

フロント部分の色落ち

フロント部分の色落ちです。約 2 インチのオーバーサイズで穿いているだけあって、ヒゲはシャープさはなく、太目でざっくりとした印象です。フルカウントのジンバブエコットンを使用した高品質なデニム生地と、ワークパンツとして穿かれたということもあって、ヴィンテージさながらの雰囲気です。左前ポケットには常にスマホを入れていましたので、スマホのアタリが出ています。

自然な色落ちが好きなので、太ももやヒゲを手やたわしでこすったりだとか、シワをつまんだりスクワットをしたりだとかの余計なことは一切していません。色落ちのことは一切考えずに、ただひたすら仕事で穿いていました

背面の色落ち

こちらは背面の色落ちです。こちらもフロント部分に負けないくらい貫禄があります。ちなみに、右のバックポケットにはホワイトハウスコックスの二つ折り財布、左のバックポケットには同じくホワイトハウスコックスのパスケースを入れています。まだ穴が開きそうな気配はありません。

膝裏の色落ちもかなりかっこよく仕上がったと思います。裾は広めにロールアップしているのですが、オーバーサイズの穿き込みのため、一応ベルトをしてはいたのですが、フルカウントの穿き伸びしやすい性質により、ウエストが穿き伸びして、だんだんとジーンズがウエストからずり下がってきて、裾の後ろが地面に擦れることが度々あり、そのせいで裾が少しダメージを負ってしまいました。

膝裏の色落ち

膝裏の色落ちです。膝裏にかなりわかりやすくハチノスと呼ばれるアタリが出ました。惚れ惚れするほど、かなり綺麗に出ました。仕事中はしゃがんだりすることはまずないのですが、意外なことにきれいにハチノスが出てくれました。オーバーサイズの穿き込みなので、間隔の広いざっくりとしたハチノスですが、このくらいのざっくりとしたハチノスも無骨でカッコイイですね。

洗濯回数は?

気になる洗濯回数ですが、こちらの 1101、新品で購入してからおよそ 5 か月の間、1度も洗っていません

メーカーワンウォッシュの状態から穿き込みを開始しました。普通ですと、メーカーワンウォッシュ品でも穿く前に一度洗うかと思いますが、販売前にメーカーで一度洗ってくれてるのだからわざわざ洗う必要はないと思い、そのまま穿き込みを開始しました。

また、洗わないつもりで穿きはじめたので、少し暑くなってきて汗をかく季節になってからは、スポーツ用の速乾レギンスを中に穿いて、なるべくデニムに汗や皮脂がつかないようにしていました。レギンスを中に穿くと、デニムの太もも部分の汗や皮脂の付着による、ベタツキやにおいがかなり抑えられるので、暑い時期は重宝していました。デニムを極力洗いたくない方には、この速乾レギンスを中に穿く方法は非常にオススメです。

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1度も洗っていないことと、ワークパンツとしての穿き込みと、フルカウントの生地の質の高さの3点が相まって、ヴィンテージのような表情、雰囲気になったと思います。

穿き始めたときには、新品時のいわゆる"畳みジワ" (店舗での販売時、畳んで陳列されているときについた折り目) がサイドの部分にありましたが、穿いているうちに気が付いたら自然と消えてなくなりました。

まとめ

こちらの 1101 は、購入当時の価格で 25,080 円(現在では値上げされて 30,580 円)でしたので、正直なところ金額的にはワークパンツとして穿くのには勇気がいりました。しかし、ジンバブエコットン特有の穿き心地の良さで、仕事中もかなり快適でストレスフリーで、気づいたらいい感じに色落ちしてたという具合です。

私自身、フルカウントのデニムを買うのは、これで 4 ~ 5 本目なのですが、手摘みのジンバブエコットンで織られたデニム生地のクオリティの高さに改めて驚かされるのと、いつ買っても品質が変わらないクオリティコントロールに驚かされます。

フルカウントのデニムは、本当に素晴らしいデニムで、個人的に、国産のデニムメーカーの中では一番好きです。モデルチェンジで、以前よりもシルエットが太目に変わった 0105 も買ってみたくなりました。

ちなみに、1102 という 1101 の廉価版も新たに発売されていますが、そちらはなんと18,480 円。1102 と 1101 との違いはというと、縫製糸が綿糸からすべてコアスパン糸へ変更、革パッチは紙パッチに変更、隠しリベットを省略とのこと。生地、シルエットは同じとのことです。メーカーでのワンウォッシュの作業も省略されているようで、糊付きの状態で販売されています。

縫製糸とパッチを変更して、隠しリベットを省略してウォッシュ作業を省略しただけで、1本あたり上代約 12,000 円もコストダウンできるものなのでしょうか?

また、1102 は縫製糸がコアスパンで、綿糸縫製よりも堅牢度が高いので、ワークパンツとして見たときにはその点も魅力的だなと思いました。

現在、このフルカウント1101 は穿き込みをお休みしていますが、また穿くようなことがあって変化があればまたレポートしたいと思います。

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