5か月(約960時間)穿いたフルカウント1101
こんにちは。今回は言わずと知れたジンバブエコットンを使用したデニムの先駆者フルカウントより、新品から5か月穿き込んだフルカウント 1101 の色落ちをご紹介したいと思います。
1101という品番について
出典 : TOP JIMMY ONLINE SHOP
この品番1101のシルエットは、フルカウントでは中間的な普通のストレート、いわゆるレギュラーストレートといった位置づけ。2019年のフルモデルチェンジの際には、それまでコアヤーンだったバックヨークの縫製が綿糸縫製に変更になり、シルエットも少し太くなって、フルモデルチェンジ前の0105的な位置づけになったようです。
また、生地は手摘みで収穫されたジンバブエコットンを100%使用したフルカウント自慢の13.7オンスオリジナルセルビッジデニム生地が使用されています。ジンバブエコットンは油分を多く含むため、穿き心地のなめらかさもさることながら、伸縮性や吸湿性に優れているという側面もあります。
1101のサイズ選び
こちらの商品は 下北沢ベアーズさん で購入しました。購入したときは大きめで穿きたい気分だったのと、仕事での動きやすさを重視して31インチを新品で購入しました。
172cm54kgの私の場合、フルカウント1101ですと、おそらく29インチがジャストサイズでした。"おそらく"というのは、試着した感想なので、実際に着用するとなると、腰回りや股回りの締め付け具合や動きやすさなどで30インチを選択する場合もあるかもしれませんが、フルカウントの場合、生地がやわらかく、また穿き伸びしやすい性質であるため、29インチがジャストサイズではないかと思います。
ですので、今回の31インチはジャストサイズから2インチサイズアップしての着用ということです。フルカウントの公式通販ページの1101の商品説明に、ジャストサイズで穿いてこそ味わえる、バックスタイルの美しさににもこだわった一本となっております とあるように、こちらの1101はジャストサイズで穿くことが前提になっているようです。
フルカウントの直営店で試着したときにも、店員さんに「シルエットが崩れるから」とジャストサイズをすすめられました。以上のことから私のようにオーバーサイズで穿くことはあまりオススメしません。
穿き込み5か月の色落ち
このフルカウント1101を購入したのが、2022年2月です。写真は仕事で5か月ほどほぼ毎日仕事で穿き込んだものです。2022年6月にリーバイスのレギュラー501を購入してからは、そちらを仕事で穿いていたため、このフルカウント1101は約4か月の穿き込みですが、気温が下がり涼しくなって汗をかかない時期になってからはちょこちょこ穿いていた記憶があるので、プラス1か月でおよそ5か月の穿き込みといったところでしょうか。
1日約8時間×週6日の穿き込みで、1週間あたり約48時間の穿き込みです。1か月にすると、約48時間×4=約192時間で、それが5か月なのでかなりざっくりですが、穿き込み時間は約960時間といったところ。
フロント部分の色落ち
フロント部分の色落ちです。約2インチのオーバーサイズで穿いているだけあって、ヒゲはシャープさはなく、太目でざっくりとした印象です。ワークパンツとして穿かれたということもあって、ヴィンテージさながらの雰囲気です。左前ポケットには常にスマホを入れていましたので、スマホのアタリが出ています。
自然な色落ちが好きなので、太ももやヒゲをこすったりだとか、シワをつまんだりとかの余計なことは一切していません。ただひたすら仕事で穿いていました。
背面の色落ち
こちらは背面の色落ちです。こちらもフロント部分に負けないくらい貫禄があります。ちなみに右ポケットには財布、左ポケットにはパスケースを入れていました。まだ穴が開きそうな気配はありません。
膝裏の色落ちもかなりかっこよく仕上がったと思います。裾は広めにロールアップしているのですが、オーバーサイズの穿き込みなので、一応ベルトをしてはいたのですが、フルカウントの穿き伸びしやすい性質により、ウエストまわりが穿き伸びして、だんだんとジーンズがウエストからずり下がってきて、裾の後ろが地面に擦れることが度々あり、そのせいで裾が少しダメージを負ってしまいました。
膝裏の色落ち
膝裏の色落ちです。膝裏にかなりわかりやすくハチノスと呼ばれるアタリが出ました。仕事中はしゃがんだりすることはまずないのですが、意外なことにきれいにハチノスが出てくれました。オーバーサイズの穿き込みなので、間隔の広いざっくりとしたハチノスですが、このくらいのざっくりとしたハチノスも無骨でかっこよくて好きです。
洗濯回数は?
気になる洗濯回数ですが、こちらの1101、購入してからおよそ5か月の間1度も洗っておりません。メーカーワンウォッシュの状態から穿き込みを開始しました。普通ですと、メーカーワンウォッシュ品でも穿く前に一度洗うものかと思いますが、メーカーで一度洗ってくれてるのだからわざわざ洗う必要はないと思い、そのまま穿き込みを開始しました。
また、洗わないつもりで穿きはじめたので、少し暑くなってきて汗をかく季節になってからは、スポーツ用の速乾レギンスを中に穿いて、なるべくデニムに汗や皮脂がつかないようにしていました。レギンスを中に穿くと、デニムの太もも部分のベタツキやにおいがかなり抑えられるので、暑い時期は重宝していました。デニムを極力洗いたくない方には、この速乾レギンスを中に穿く方法はオススメです。
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1度も洗っていないことと、ワークパンツとしての穿き込みと、フルカウントの生地の質の高さの3点が相まって、ヴィンテージのような表情、雰囲気になったと思います。
穿き始めたときには、新品時のいわゆる"畳みジワ"(店舗での販売時、畳んで陳列されているときについた折り目)がサイドの部分にありましたが、穿いているうちに気が付いたら自然と消えてなくなりました。ただ、購入から1度も洗濯していないことと、2インチアップのオーバーサイズなので、シルエットは崩れに崩れていて、とても街中に私服として穿いていけるような感じではありません。
まとめ
こちらの1101は、購入当時の価格で25,080円(現在では値上げされて30,580円)でしたので、正直なところ金額的にはワークパンツとして穿くのには勇気がいりました。しかし、ジンバブエコットン特有の穿き心地の良さで、仕事中もかなり快適でストレスフリーで、気づいたらいい感じに色落ちしてたという具合です。
ちなみに、1102という1101の廉価版も新たに発売されていますが、そちらはなんと18,480円。1102と1101との違いはというと、縫製糸が綿糸からすべてコアスパン糸へ変更、革パッチは紙パッチに変更、隠しリベットを省略とのこと。生地、シルエットは同じとのことです。メーカーでのワンウォッシュの作業も省略されているようで、糊付きの状態で販売されています。
縫製糸とパッチを変更して、隠しリベットを省略してウォッシュ作業を省略しただけで、1本あたり上代約12,000円もコストダウンできるものなのでしょうか?
1102は縫製糸がコアスパンで、綿糸縫製よりも丈夫なので、ワークパンツとして見たときにはその点も魅力的だなと思いました。
ひとまず、このフルカウント1101は穿き込みをお休みしていますが、また穿くようなことがあって変化があればまたレポートしたいと思います。
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