LEVI’S VINTAGE CLOTHING 1947年モデル 501XX CONE DENIM WHITE OAK 12oz 10か月 洗濯後

2025-03-01

前回、洗濯前のレポートを書いたところ、長くなりすぎてしまったため、洗濯前と洗濯後に分けてレポートすることにしました。今回は洗濯後のレポートです。新品で購入して、ファーストウォッシュしてから10か月間洗わずに穿き続けて、これがいわゆるセカンドウォッシュ、2回目の洗濯です。

まだお読みでない方は、洗濯前と洗濯後の変化がわかるため、もしよろしければ前回の LEVI’S VINTAGE CLOTHING 1947年モデル 501XX CONE DENIM WHITE OAK 12oz 10か月 洗濯前 の記事も合わせてお読みください。

洗濯に使用した洗剤

今回、洗濯に使用した洗剤はこちらの Heddels DENIM WASH です。

Heddels というサイトについてですが、About Us を軽く流し読みしたところ、2011年に “生デニムの取り扱い方の情報サイト" として開設して、2015年に生デニム以外の他の製品についての情報も広く取り扱うようになったとのことです。Heddels で生デニムの色落ち紹介をやっていてサイトの存在を認知していたのですが、こちらでデニム専用洗剤が売っているのを発見したので試しに買ってみました。

この洗剤は Heddels がデニムの洗濯用に開発した商品のようで、植物由来の素材で作られているようです。サイトの商品説明によれば、“ムクロジ" という実の抽出物から作られていて、このムクロジの実というのは古くから石鹸代わりとして利用されていて、英語では soap nuts あるいは soapberry とも呼ばれているようです。インディゴを落とさずに汚れを落とすことができるとのことです。pH は中性で、低刺激、生分解性で環境にやさしい仕様です。また、製造・ボトル詰めともに米国内で行われている Made in USA のプロダクトです。余談ですが、インディゴ染めの製品のインディゴは、アルカリ性の水溶液に溶け出しやすいという性質がありますので、デニムを洗う洗剤の pH は中性のものがおすすめです。

ボトルの説明書きによれば、洗濯機での洗濯もしくはバスタブでの漬け置き洗いのどちらかで使用するとのこで、あまり色を落としたくなかったので、今回はバスタブで漬け置き洗いすることにしました。

バスタブで漬け置き洗い

ボトルの説明書きによると、バスタブにぬるま湯を張り、付属のスポイトで2~4滴垂らして30分漬け置きするとのこと。サイトの説明書きによれば、高濃縮とのことなので少ない量 (サイトの説明によれば1回の洗濯で小さじ1/2杯) で大丈夫なようですが、「スポイト2~4滴で本当に汚れが落ちるんだろうか?」と心配になってしまったため、バスタブに40℃程度のお湯を張り、説明書きより多めの6~8滴ほど Heddels DENIM WASH を入れました。そこへデニムを裏返して全体がつかるように沈めて浸し、30分ほど漬け置きました。説明書きによれば、30分経ったらバスタブに溜まっているお湯を一度すべて流し、今度は冷水を溜めてそこにデニムを漬けて10分放置とのこと。10分経ったら水を流してデニムを吊り干しするとのことでしたが、洗濯機で軽く脱水だけかけて部屋干ししました。

洗濯後の全体の色落ち(正面)

Heddels のDENIM WASH で洗って部屋干しした後の正面の写真です。心配していた汚れ落ちですが、パッと見、全体的にスッキリした感じで、汚れは落ちているように見えます。洗濯する前は色落ちしている部分が汚れでぼんやりグレーっぽくなっていましたが、洗濯後は色落ち部分がスッキリ白くなっています。

全体の色味自体はそれほど変化しているようには見えませんが、少しだけ青みが増したかな、という感じはします。

洗濯後の正面のアップ

アップにするとわかりやすいですが、全体的に汚れでぼんやりとした感じが、洗濯によって汚れが落ちてハッキリとしたように見えます。また、色が落ちてる部分も白みが強くなって色落ちがわかりやすくなりました。ヒゲが非常に良い感じに出ています。

洗濯後の全体の色落ち(背面)

洗濯後の後ろの全体像です。もともと後ろ側のほうが前側よりも色落ちが進んでいたので、洗濯による変化、色落ちがわかりやすいかと思います。バックポケットの周辺の色落ちがハッキリとして、白くなっているのがわかります。また、ヒザ裏のシワは洗濯によって消えてしまいましたが、シワに沿ってできるハチノスと呼ばれる色落ちはちゃんと残ってくれました。また、左足側裾のダメージが洗濯機による脱水で少し進行してしまったようにも見えます。革パッチ、やや角度の深いバナナイエローのアーキュエットステッチ、隠しリベットのなど、背面側の方がヴィンテージの要素が多く、カッコいいなぁと思います。

正面側で見たときもそうでしたが、やはり、全体の色の濃さというのはほとんど変化していないように見えます。Heddels DENIM WASH の “インディゴを落とさない" という謳い文句は本当のようです。

洗濯後の背面の色落ちアップ

洗濯後の背面のアップです。やはり、色落ちが進行してるので前面よりも洗濯後の変化がわかりやすいですね。色落ち部分の汚れが落ちて、メリハリができています。また、裾部分のダメージもそうでしたが、バックポケットのダメージも、(おそらくは) 洗濯機の脱水によって少し広がってしまっているのがわかるかと思います。穴が開いてボロっちくなってるのにカッコイイ、というのは、ジーンズならではだと思います。

ちなみに、右のバックポケットにはホワイトハウスコックスの二つ折り財布、左のバックポケットには同じくホワイトハウスコックスのパスケースを入れています。

洗濯後のヒザ裏のアップ

洗濯後のヒザ裏のアップです。シワは完全に消えてしまいました。ハチノスと呼ばれる色落ちは綺麗に残っていますが、再び穿いたときに、この色落ちの通りに元のシワができるのかが少し心配なところです。

革パッチ

洗濯後の革パッチです。洗濯前はやや黒ずんでいた革パッチも、洗濯によってスッキリと汚れが落ちて綺麗になったのがわかります。洗濯によって少し縮んだのか、全体的にシワというかヨレのようなものが出て"ひきつれ"を起こしています。また、洗濯前にはなかった光沢感が全体に出ています。オイルを塗ったりとかは特にはしていませんので、汚れでくすみが取れてもともとの革の光沢が出たのではないかと思われます。

まとめ

LEVI’S VINTAGE CLOTHING 1947年モデル 501XX の洗濯後レポートでした。今回洗濯に使用したHeddels DENIM WASH はインディゴを落とさずに汚れがちゃんと落ちて、植物由来の成分で環境にもやさしいので非常にオススメです。国内では取り扱っている店舗がなさそうなので、Heddels から直接購入するしかなさそうですが、気になる方は買ってみてはいかがでしょうか。

こちらの LEVI’S VINTAGE CLOTHING 1947年モデル 501XX は、また引き続き穿き込んで、変化があれば随時レポートしたいと思います。

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Posted by K